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2008年3月 2日 (日)

奈良県平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターに批判

<平城遷都1300年祭>マスコットキャラに市民から批判

 奈良県で2010年に開かれる平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターに対し、「かわいくない」など批判的な声が相次ぎ、1日には市民が白紙撤回を求める活動を始めた。国宝・彦根城築城400年祭の「ひこにゃん」(滋賀県彦根市)、のじぎく兵庫国体の「はばタン」(兵庫県)の例など、キャラクターの人気が事業の盛り上がりを大きく左右しており、主催者も対応に苦慮しそうだ。

1300年祭は世界遺産の平城宮跡(奈良市)を主会場に季節ごとのイベントを開く計画で、総事業費約100億円。キャラクターは、県などで作る平城遷都1300年記念事業協会(http://www.1300.jp/)の選定委員が、デザインの専門家12人の計21案から選んだ。シカの角を生やした童子のイメージで、東京芸術大大学院教授の彫刻家、籔内佐斗司(さとし)さんの作品。著作権は500万円で買い取った。

 先月12日に公表し、愛称を募集中。約2週間で2000件を超える応募があった半面、ホームページなどを通じて約200件の批判意見が寄せられた。「仏に角を生やすなんて侮辱だ」「一般公募で再検討を」などが多いという。

 奈良市のマジシャン、陽群(ひむら)誠さん(26)がインターネットで反対運動を呼び掛けると120人以上が賛同。1日には「1300年祭を救う会」を結成し、署名集めなどで撤回を求めていくことにした。

 協会の杉田憲英総務部長は「大切なのは事業で何をするか。現時点では変えるつもりはない」と話している

▽フリープロデューサーの木村政雄さんの話 キャラクターはイベントへの第一印象を決めるもの。まず人目を引き、うけるものを作ることが大切。「ひこにゃん」や「はばタン」を見ても、今はやるものはシンプルなものだが、こんな写実的なデザインがなぜ選ばれたのか理解に苦しむ。県民の力で記念祭を盛り上げていくなら、県民の意見を広く聞くべきだった。

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