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2008年6月28日 (土)

花畑ではありません

刈っても刈っても花畑、体育祭ピンチ! 高知の中学校

 黄色い花が一面に咲くお花畑――。信じられないかもしれないが実は、東洋町野根の町立野根中学校(松井章弘校長)の校庭だ。コスモスに似た「雑草」に占領されてしまい、関係者らは頭を抱えている。

 同校は、全校生徒12人の小規模校で、校庭は約1万平方メートルと広々としていて、秋には近くの小学校との合同の体育祭も開かれる。ところが現在、中央部分が少し残るだけで、びっしりとこの黄色い花が、グラウンドで咲き誇っている。

 教師や生徒たちが、図鑑で調べてみると、北米原産のハルシャギクらしいことが分かった。繁殖力の強いコスモスに似たキク科の花で、茎の高さは30~60センチ。5~8月ごろにかけて、黄色に濃赤色が蛇の目模様に入った花を咲かせる。

 ここ数年、校庭の一部や周囲で、この黄色い花がどんどんと増え続けていたという。例年は、花が枯れる8月の夏休みに耕運機で茎や花ごと土を耕し、グラウンドに戻していた。種子が交ざったまま整地したのが裏目に出たのか、今年は5月に、グラウンド全体から一斉に芽を出した。「サッカーのゴールネットがこの花で埋もれたのにはビックリしました」と生徒たちは語る。

 最初は刈り取っていたが、刈っても刈っても次々に茎を伸ばし、花をつける。体育の授業は体育館で実施せざるを得なくなった。「せっかく咲いているのに踏みつぶしてはかわいそう」。生徒たちは優しい心遣いを見せたが、このままではグラウンドが使えない。最近は、教師たちが空いた時間を利用して一本ずつ引き抜き、生徒たちも積極的に草むしりに参加しはじめた。

 「子どもたちには草花を大事にしよう、と教えているが、背に腹は代えられません」と松井校長。町教委では「7月に入れば、機械を入れて、整地する予定」と説明する。それでも、土の中に種子が残ることには変わりはない。「毎年、同じことになりますが」と町教委の担当者。解決策は見つかっていない。

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