「アッケシソウ」深紅のじゅうたん 岡山・寄島干拓地
瀬戸内海に面した岡山県浅口市寄島(よりしま)町の干拓地で、環境省の絶滅危惧(きぐ)種IB類に指定されている「アッケシソウ」が深紅のじゅうたんを敷き詰めたように咲いている。
海水が流れ込む「塩湿地」に生育する1年草で、本州で自生しているのは寄島干拓地だけとされる。地元の「守る会」が保護活動に取り組み、最も大きな自生地は15アールまで広がった。
100年ほど前、北海道厚岸(あっけし)町の牡蠣(かき)島で発見されたのが名前の由来。「なぜ、ここだけに」と調べたものの、北海道の種とはDNA型が一致せず、ルーツは謎に包まれたままだ。
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